2022年01月07日

パヤオナビ 2021年に事業化するまでの軌跡


スクリーンショット 2022-01-07 17.52.41.png パヤオナビTM

パヤオナビ開発や事業性の変化を振り返り、2021年の活動やイベントを月ごとにまとめてみました。
自分で設定した高すぎるハードルへの挑戦や予想以上の反響が連続し、アグレッシブな月日であったと思い返しています。9月末までに共同研究成果を提示しなくてはいけないというプレッシャー続きの前半と広報活動が目白押しの後半が対照的でした。関連するリンク先は最下部を参照ください。

1月 チームの漁師は7人。タブレットのバッテリー消費量を改善
2月 表層パヤオと表中層パヤオの位置補正したパヤオマップを制作
3月 マリンITワークショップでパヤオナビの活用を漁師と発表
   SaaS名称をパヤオナビと命名。商標登録手続きを実施
4月 漁獲高統計情報の初版完成
5月 AIによる漁場予測機能をリリース
6月 アプリのデザインを刷新して、現行仕様にアップグレード
7月 入力アプリの利用者が20名へと大幅増員
8月 集魚灯漁の操業マップをリリース
9月 都産技研への共同研究報告が完了
10月 CEATECの都産技研バーチャルブースで事例をビデオ紹介
11月 MCPC Award 2021で審査委員長特別賞を受賞
12月 八重山毎日新聞の一面に取り組みが掲載

4年前に要望された「パヤオの位置が事前に把握できれば、操業が楽になるはず」とのたった一つの目標から始まったパヤオナビのサービス開発でしたが、最終的には、1)漁師の収益向上、2)若手漁師のコミュニテイ活性化、3)水産資源漁のデータ化、と導入効果が飛躍した幸運な案件です。二人の利用者しか活動してもらえなかった時もありましたが、今では入力プリ利用者が20名、WEBアプリ利用者は50名を超えるまでに。
一般的に漁師はIT嫌いと決めつけがちですが、個人事業主でもある彼らは収益が上がると分かれば、積極的に新技術を受け入れてくれる。それを勉強するための4年間だった気もします。
利用者にとっても、サービス提供者にとっても利益を享受できる「パヤオナビ運用」を心がけて、今年は更なる成長を狙います。
仕込み中のネタもあり、半年後くらいに報告できるかもしれません。


【リンク先一覧】
事例紹介リーフレット @Upside ホームページ

事例紹介ビデオ @都産技研 Youtubeサイト

MCPC Award 2021 報道資料 @MCPCホームページ

MCPC Award 2021 受賞リーフレット @都産技研ホームページ

八重山毎日新聞 掲載記事 @八重山毎日新聞ホームページ

スマートIoT推進フォーラムホームページ (2022年2月 追記)

にった
Upside LLC.
posted by Upside at 17:59| Comment(0) | TrackBack(0) | IoT
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