梅雨明けしたはずの那覇はあいにく連日の雨でしたが、第6回セミナー「県内企業のIoT最新事例第二弾」を沖縄タイムスビル会議室で無事開催することができました。前回同様に満席の聴講者をお迎えして、4時間の長丁場にも関わらず、闊達な意見交換の場となりました。

今回は一次産業におけるIoT導入の取り組みについて、三社から県内事例の発表を中心とし、さらに発表者の方々をパネラーに迎えての公開ディスカッション形式としました。各社が適用する技術は、「ドローンとGISの活用」・「位置情報と操業情報のデジタル化」・「環境情報や画像処理」と異なりながらも、「一次産業の現場といかにコミュニケーションを取って真課題を見出すか」という導入部分は共通課題でもありました。
また、事業化(利益をだす)へのステップアップは各社の悩みどころでもあり、手探りながら将来ビジネスの道筋を大いに議論する場でもありました。ただ、各社の苦労は先駆者としての宿命でもあり、他社と差別化したサービスを見つけ出す産みの苦しみとも見えました。(これを避けて成功する企業はないでしょうし...)
同じ悩みを抱えながらも、議論を重ねてビジネスに結びつけていこうとする姿は、まさにIoTビジネス推進コンソーシアム沖縄が求めていた姿でもあります。きっと、近い将来にコンソーシアムで共感した企業間で有益なビジネスが成り立つと手応えを感じつつあります。
次回(10月)は人口知能の活用をテーマとしたセミナーを開催予定です。関係者にとって魅力ある、そして、事業化に役立つ機会とすべく、理事会メンバーで知恵を絞りながら一味違うイベントを企画します。
にった
Upside