2022年12月02日

ミラクル! クライアント企業のサービスとそのエンドユーザーが総務大臣賞を受賞

 3年以上の開発支援をしてきたフジテコム様のリークネッツセルラーサービス。上水道管路の漏水検知システムが従来検収事業モデルからLTEによる自動データ収集機能に昇華して、新しい価値の創出が社会に認められた瞬間です。

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  弊社代表新田    フジテコム様       豊橋市上下水道局様      

 携帯電話事業者やラップトップPCを推進する企業が母体となる団体「モバイルコンピューティング推進コンソーシアム MCPC」が2年前からDX/AIや5Gを推進しており、毎年優れた導入事例を表彰する MCPC Award。地方自治体の水道事業という派手さは無いながらも、マンホール下のセンサーデータのIoT化や事業モデルの転換が評価されてのトリプル受賞(ユーザー部門 グランプリ・総務大臣賞・モバイルビジネス賞)はまさにミラクルです。
 代表申請者は愛知県豊橋市上下水道局様であり、一昨年に全国初でサービストライアルを実施いただくとともに、翌年には実運用へと展開いただいた勇気ある地方自治体ファーストペンギン。我慢強く開発を続けてきたフジテコム様と豊橋市様の類い稀な協力関係こそが評価されての受賞と認識いたしました。

2022年度の各賞の詳細は下記を参照

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 総務省総合通信基盤局長からの表彰状授与の後に実施された受賞スピーチでは、愛知県豊橋市上下水道局長 木和田様が緊張した面持ちながらもジョークを交えてのサービス投入の利用効果と水道事業の安全安心を訴求しておりました

 リークネッツセルラーのサービスモデルをステップアップしていく像は、着手当初から描いていたモデル通りなのですが、想定外の困難がいくつも立ちはだかりました。目に見えない電波の振る舞いに悩まされることも多々あり、また、現場でのGUIの使いやすさを念頭にした度重なるソフトウェア改善は営業の現場ヒアリングと要件再定義の繰り返し作業でした。

 Upsideのコンサルティング事例としても、サービス開始後1年での25自治体以上の導入やMCPCAwardといった社会的な評価をいただいたことはこの上ない喜びです。
 とはいえ、リークネッツセルラーサービスの価値向上はまだ道半ばです。これから AI 適用による漏水検知の判定精度向上やより早期発見できるサービスへと派生していきます。そして、管路の交換工事や設計支援といった将来サービスまで展望は続きます。

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 クライアントやそのエンドユーザーとサービスを磨き続ける将来は楽しみでもあり、重責でもあります。表現を変えればコンサル冥利に尽きるプロジェクトでもあります。

にった
Upside LLC.

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2022年10月21日

沖縄 × 宮城 AI / IoT サービス創出セミナー 2022

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杜の都、仙台へ。
10月19日に「みやぎ Ai・IoT ビジネス研究会」と「IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄(ビズコン)」の合同セミナーが仙台市のenspaceで開催されました。開催の契機は、ビズコンのセミナーに講師として登壇いただいたアンデックス三嶋社長が中心になって新団体を設立するタイミングと、ビズコンの視察ツアー企画のタイミングが合致したこと。それぞれの団体から講演者を選定し、さらにIoT・AIへの取り組む姿勢やビジネス性をパネルディスカッションで語り合うという趣旨で大いに盛り上がりました。

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ビズコンを代表して、弊社新田が「コンソーシアムの趣旨紹介」と「八重山漁協におけるスマート水産とDX化への道のり」を講演しました。ビスコンの6年の歴史を振り返りつつ、現会員間の協業を主目的とした運営を強調して、当セミナーに全社参加するという結束力も示した形となりました。水産というIT化が遅れていた分野においてでも、データビジネスの将来性や新市場への波及といった事業モデルの変革の片鱗を示せたと自負しております。DXの視点で表現すれば、技術が最新である必要はなく、新しい価値を創出することがDXであるとのビズコンの信念を具体的に話す機会となりました。


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パネルディスカッションでは、AIを技術志向で活用するのではなく、マーケティング思考で適用していくコツが示された一方で、DXへの相談にいかに対応していくかといった日常業務の思考転換も議論されました。また、DXという名が部門名や役職名として増えていく現状ながら、会社からの投資や人材登用がマッチしていない現実も散見しつつ...  社内・社外を問わず専門性の高い人材といかに協力関係を築くかが成功への鍵となるとの解決案も示されました。

デジタル化がすすむ昨今では2000kmの距離があっても大きな支障にはならないはず。むしろ、異なる文化や得意性を活かし合う関係を構築できることを夢見て、閉会を告げました。

今後の継続的に提携しつつ、協業へのステップは具体化していきそうです。
次回は沖縄開催を誓って。

にった




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2022年09月17日

インドネシアにおける水産DX 最終年度報告会 2022

2016年にSATREPSプログラム(国際協力機構JICAと科学技術振興機構JSTが共同スポンサー)に採択された「マリカルチャビッグデータの生成・分析による持続可能な生産と安定供給の実現」の共同研究も5年間の成果を発表する機会となりました。
発表会場は、ジャカルタに位置するインドネシア 海洋水産省 本庁ビルの大会議室です。

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海洋水産省 Kementerian Kelautan Perikanan 受付ロゴ

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本部ビル14階会議室
サイネージパネル8枚が並び、音響も視覚も訴求力ありました
表示は小さいですが、関係機関のロゴ一覧も!

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弊社代表 新田のボディサイズとモニターサイズの比較

5年間の研究は広範囲のICT活用となり、イワシの漁獲高管理・ハタの養殖業務可視化・海藻栽培の適地適作・赤潮発生シミュレーションとリスクアラート・水産関係者への教育プログラムなどなど。他にも、インドネシア研究者の修士・博士号取得の費用・教育支援までの人材育成も含め、最終的にはコアテクノロジーの技術移転も実施しました。これらの結果を関係省庁(JST・JICA・海洋水産省)の上位層への報告する会議は1日を要し、とても内容の濃い成果報告となりました。
研究内容詳細は下記JSTサイトを参照ください。

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弊社が関わった研究パートは養殖ビッグデータの生成(ハタの養殖業務可視化)やサーバープラットフォームの構築でしたが、発表は三重大学 岡辺准教授にビッグデータ生成全体に含めていただきました。チーム責任者として、説明資料に氏名は掲載されましたが、新田からの発表ではありません....

水産業のICT/DX化で常に課題となるのが、研究終了後の自走モデルです。今回も当初からの注力点ではありましたが、海洋水産省の組織変更や予算大幅縮小により、現時点でも不安要素は残っています。これからの半年間で解決すべき問題ではありますが、成果を有効活用するためにも関係者の努力は尽きません。
一年後に明るい未来が報告できることを祈念しつつ、筆を置きます。


にった
Upside LLC.

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2022年08月20日

【DANCE FOR PEACE】  ロシアのバレエ文化を日本の次世代バレリーナに伝える

7月16日、羽田空港国際線ターミナルでウクライナ避難民エリザベータさんをお迎えいたしました。
オデッサのバレエ団に所属しており、世界ツアーで活躍しています。しかしながら、ツアーの合間は自宅に帰れず、バゲージ二つを抱えてヨーロッパの友人宅に居候する日々だそうです。

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今回、親友の近藤雅代さん(ロシアのバレエ団所属)が日本に招待し、さらに、ロシア人バレエ監督であるタチアナさんも加わり、ロシアバレエを体現するプロフェッショナルが揃いました。
3人は6府県のバレエスクールで小中学生向けワークショップ DANCE FOR PEACE を展開。その様子は、新聞やTVでも紹介されて、ウクライナ避難民の現状を伝えるストーリーや、ロシアとウクライナの政治的側面と芸術に賭ける個人のつながりは別次元であることを伝えました。
なんと言っても、彼女たちの信念は「バレエの素晴らしさを伝えることにパスポートの色は関係無い」ですから。

エリザベータさんを中心とした動画サイト

No War プロジェクトの一環で、ロシアとウクライナの戦禍にあっても「個々のつながり」や「バレエの素晴らしさ」は壊せないとのスピリットを色濃く打ち出したのが、News 23の動画サイト


弊社代表 新田が所属する東京中央ロータリークラブと東京中央新ロータリークラブはエリザベータさんの滞在費と講師活動を支援するとともに、横浜市のアトリエタラントで開催した小中学生向けワークショップを共催しました。15人の小中学生ダンサー達は普段のレッスンとは異なることにも順応し、世界で活躍するプロへの憧れが将来像を描くことを助長したようです。

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今回の一連のプロジェクトは、日本への来日手続き支援に始まり、避難民向け都内滞在費支援・スタッフTシャツ製作・ワークショップ共催と多岐に渡りましたが、充実した奉仕活動でした。
ご協力いただいた全ての皆さまに感謝申しあげます。

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にった
Upside LLC.

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2022年05月31日

ついに5Gに関連するプロジェクトに遭遇!

スーパーフォーミュラにもデジタル化の波が到来。

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カーレースの醍醐味をサーキットの会場でも、自宅でも体感できる新感覚エンターテイメントを目指し、「SFgo」スマホアプリの開発が進行しています。サーキット上では5Gネットワークを活用し、大容量動画や高速ハンドオーバーを駆使する。利用者は通常LTEやWiFi回線があれば、個人スマホで楽しめてしまう世界です。
お気に入りのドライバーを選んで、ドライバー目線のライブオンボード映像と車載テレメトリーデータを見ながら一緒に戦う。そんな観戦スタイルを実現すべく、各方面のプロフェッショナルの技術と情熱が結集しています。
本年度は開発トライアルとして、開発サポーターのみがアクセス可能ですが、開発途上であることを承諾のうえでの利用となっています。

Upsideが関わる点は...
ドライバーとチームの無線交信を公開するための端末やソフトウェアの開発分野となります。レース中の緊迫感やドライバーの個性を窺い知ることもでき、関西弁や外国語の通話も聞こえてくるはず。既にF1では実施されており、昨年の北京五輪カーリングでも放送され、好評を博しています。

【参考記事】

実際の臨場感を一般公開するのは2023年度シーズンから。今年はトライ&エラーを繰り返し、レースも楽しみながら開発に勤しみます。楽しみながら作らないと、楽しいサービスはできないハズ...

にった
www.upside-llc.com 

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2022年04月16日

IoT&5Gソリューション展 2022

コロナ禍でありながらも、まん延防止等重点措置が解除されているためか、今回の展示会は来場者数が三日間で約4万人と大盛況な展示会でした。東京ビッグサイトの東ホール全てを使ってのJapan IT Week 2022春にUpsideは7年ぶりに出展しました。パヤオナビレジスタードマーク︎がMCPC Award 2021を受賞したとはいえ、IoT/DX導入コンサルティングの潜在顧客が展示会で出会えるのかという未知へのチャレンジでもありました。

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弊社は滅多に出展しないので、今回は奮発して身の丈に合わない広いスペース(9m x 2.7m)、両端に壁がないアイランドスペースに陣取り、弊社が事業化支援しているIoT/DX商材も展示させていただきました。展示物を設置する前の空ブースは一層の無茶振り感がありましたが、モニターやパネル・実機を展示すると所狭しとなり、平均的な出展ブースに仕上がりました。

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ブース内の商談スペースでは、出展に協力していただいたウェバートン社とフジテコム社の両社長とともに密談?に花が咲き、有意義な経営者会議も実現しました。他にも20件近くのゲストを迎えて事業紹介や商談が行われ、弊社のアピールと潜在的な案件を協議できたと実感しています。正直なところ、期待値の3倍くらいの成果でした。

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弊社の対象顧客は「IoT/DXに一度挑戦したけどうまくいかなかったが、再チャレンジしたい」という企業様。こんな逆説的なフレーズをモニターで映し出しながらも、弊社の提供サービスの意義を理解いただいた企業様が多かったことは弊社の事業指針に自信を持てる契機にもなりました。

にった
Upside


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2022年04月02日

パヤオナビの商標登録

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2017年に石垣島で漁師さん達と出会ってから、足掛け5年。20km沖合のパヤオでの釣り体験や手作り感満載のトライアルを経て、都産技研の公募型共同研究の採択によってプロジェクトが本格化したのが、2019年でした。度重なる漁師さんたちとの改善会議や懇親会も含めて、多くの現地活動のすえ、2021年にサービス開始にこぎ着けました。
今回査定された商標登録も同時進行の手続きをすすめて、無事に「パヤオナビレジスタードマーク︎」と下記のロゴが登録されました。

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Upsideとして初めて取得した商標であり、どれほどブランド化できるかは手探りですが、水産業では当たり前の SaaS になるまで浸透させたい。

にった
Upside
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2022年02月22日

スマートIoT推進フォーラムからの取材

2021年11月に「パヤオナビTM」の運用がMCPC Award 2021を受賞したことをきっかけに、IoT推進コンソーシアムの下部組織であるスマートIoT推進フォーラムから事例掲載を念頭においた取材をしていただきました。

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ライターさんとのマンツーマンの軽めの取材かと思いきや、IoT価値創造推進チーム リーダーでもある稲田教授やフォーラム事務局数名と90分にもわたり、Q&Aが乱舞する賑やかなオンライン会議でした。現場での苦労や開発にかけた思いを綺麗にまとめていただき、技術的な視点よりも現場の臨場感を伝えていただく内容となりました。一般的な表向きな事例ではなく、真実を炙り出すような論点は新鮮なテイストでもあります。


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改めて4年間を振り返っての自己評価をできる機会となりつつ、IoTに関わるものとして、最大級の団体のIoT事例として取り上げていただく名誉を噛みしめております。これまでの出会い、協業、失敗、ゴール達成感の全てが必要なパズルであり、関係者の方々への感謝に絶えません。

本件を契機に更なる責任感を持って「中小企業のクライアント様におけるIoT導入支援」に邁進します。IoT/DX導入支援は社運を賭けるほどの経営者の熱意が必要であることがほとんであり、それを受け止めるための本気度が常に求められますので...

にった
Upside LLC.

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2022年02月09日

第11回セミナー @那覇 IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄

沖縄のまん延防止等重点措置は2月20日まで延期されていますが、2月9日現在では一日あたりのコロナ感染者数が減少傾向にあり、重症化率も頭打ちの様相です。
このまま鎮静化することを期待しつつ、来る2月25日に沖縄県立図書館ホールで、IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄主催(共催 総務省沖縄総合通信事務所)第11回セミナーを開催します。
これまで通り、現地参加者とオンライン参加者のハイブリッド形式で、感染状況により柔軟に対応できる手配となっています。

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今回は「アフターコロナに向けたビジネスの起爆剤」となりそうな題材を集めて、講演形式の第一部とパネルディスカッション形式の第二部の二本立てで構成されています。

特にパネルディスカッションでは、
1)中小企業によるローカル5G活用は課題があるものの、その活路を見出せないのか?
2)様々な技術選択があるなかで、どのように目利きすれば良いのか?

といったポイントを軸に、コンソーシアム理事が意見をぶつけます。
また、技術やサービスというのは課題を解決し、成果を出してこそ、評価されます。本件では、実際に沖縄県内に散見する課題を具体的に解決して、導入効果を示してきた足跡を議論します。例えば、「地域DX人材活用による離島の活性化」や「コロナ禍で訪問販売にシフトする企業向けにIoTキッチンカーをサービス化」などなど、地理的な不利や感染症による市場低迷にも適応したビジネスチャンスが紹介されます。詳しくは、当日のセミナーで!
とはいうものの、パネルデスカッションはナマモノでもあるので、迷走したり、予定外の産物も楽しめるかもしれません。
乞うご期待くださいませ。

ニッタ
Upside
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2022年01月07日

パヤオナビ 2021年に事業化するまでの軌跡


スクリーンショット 2022-01-07 17.52.41.png パヤオナビTM

パヤオナビ開発や事業性の変化を振り返り、2021年の活動やイベントを月ごとにまとめてみました。
自分で設定した高すぎるハードルへの挑戦や予想以上の反響が連続し、アグレッシブな月日であったと思い返しています。9月末までに共同研究成果を提示しなくてはいけないというプレッシャー続きの前半と広報活動が目白押しの後半が対照的でした。関連するリンク先は最下部を参照ください。

1月 チームの漁師は7人。タブレットのバッテリー消費量を改善
2月 表層パヤオと表中層パヤオの位置補正したパヤオマップを制作
3月 マリンITワークショップでパヤオナビの活用を漁師と発表
   SaaS名称をパヤオナビと命名。商標登録手続きを実施
4月 漁獲高統計情報の初版完成
5月 AIによる漁場予測機能をリリース
6月 アプリのデザインを刷新して、現行仕様にアップグレード
7月 入力アプリの利用者が20名へと大幅増員
8月 集魚灯漁の操業マップをリリース
9月 都産技研への共同研究報告が完了
10月 CEATECの都産技研バーチャルブースで事例をビデオ紹介
11月 MCPC Award 2021で審査委員長特別賞を受賞
12月 八重山毎日新聞の一面に取り組みが掲載

4年前に要望された「パヤオの位置が事前に把握できれば、操業が楽になるはず」とのたった一つの目標から始まったパヤオナビのサービス開発でしたが、最終的には、1)漁師の収益向上、2)若手漁師のコミュニテイ活性化、3)水産資源漁のデータ化、と導入効果が飛躍した幸運な案件です。二人の利用者しか活動してもらえなかった時もありましたが、今では入力プリ利用者が20名、WEBアプリ利用者は50名を超えるまでに。
一般的に漁師はIT嫌いと決めつけがちですが、個人事業主でもある彼らは収益が上がると分かれば、積極的に新技術を受け入れてくれる。それを勉強するための4年間だった気もします。
利用者にとっても、サービス提供者にとっても利益を享受できる「パヤオナビ運用」を心がけて、今年は更なる成長を狙います。
仕込み中のネタもあり、半年後くらいに報告できるかもしれません。


【リンク先一覧】
事例紹介リーフレット @Upside ホームページ

事例紹介ビデオ @都産技研 Youtubeサイト

MCPC Award 2021 報道資料 @MCPCホームページ

MCPC Award 2021 受賞リーフレット @都産技研ホームページ

八重山毎日新聞 掲載記事 @八重山毎日新聞ホームページ

スマートIoT推進フォーラムホームページ (2022年2月 追記)

にった
Upside LLC.
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2021年11月07日

SaaS型水産IoT「パヤオナビTM」が MCPC Award 2021をW受賞!


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2017年から取り組んできた八重山漁協におけるパヤオ漁のIoT化は、コスト削減や漁獲高向上の導入効果を生み出すとともに、若手漁師のコミュニテイ化に結実しました。活動の詳細は下記の動画を参照ください。


現在では、中核メンバ20名と利用者70名を超える規模でパヤオナビTMは活用されており、次なるフェーズへの階段を上りつつあります。すでに1年以上の漁場ごとの漁獲高(魚種別、サイズ別に記録)が蓄積しており、サンプリングデータとして水産資源漁を推測するデータに昇華しつつあります。さらには、自分達の収益改善だけでなく、県内漁師へも惜しみなく紹介して、沖縄県全体の水産業を底上げする志に変化している。八重山モデルとさえ呼称される取り組みとして、将来を見つめる若手漁師達(20〜40代)が眩しくさえ見えてきています。

着手当初は、IoTが収益改善につながるかもわからずに継続してきましたが、予想をはるかに超える社会貢献に向かいつつあることを仲間とともに自負して、11月25日のAward 授賞式に臨みます。八重山漁業協同組合から二名の漁師が状況し、見慣れないスーツ姿に賞状と盾が映える姿を、今から想像して涙してます。
年取ると、涙腺が弱くて....


受賞企業・団体の報道発表はこちらを参照ください。

にった


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2021年09月17日

緊急事態宣言明けにセミナー再開 【IoTビジネスビジネス推進コンソーシアム沖縄】

毎年のように造語が生まれるIT業界なので、仕方なくDXという文字を使ってのセミナー開催です。本来のIoTの意味合いと昨今の「DX」はほとんど差異がないのですが、集客のためならと割り切って、コンソーシアム設立4周年記念講演は「IoT技術を基盤とした中小企業におけるDX事業」とテーマ決めされました。

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テーマの愚痴はさておき、講演内容は充実した内容と自負しております。分野は違えど、現場での導入効果を実証してきた発表を期待ください。今回は会員企業による一押しソリューション・サービスの展示コーナーも設けておりますので、各社からのアピールも楽しんで頂ければ幸いです。
今回、弊社からの講演はなく裏方に徹しますが、ソリューション展示コーナーでは実機やプチセミナーの動画配信を予定しています。

コンソーシアム設立当初の発表内容はIoTのお試し結果であり、その後は実践編にアップグレードしてきましたが、ついに中小企業の事業として周知できるように成長してきたことをシミジミと実感しております。

にった
Upside
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2021年06月10日

オンライン聴講の第9回セミナーは無事閉幕 IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄

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沖縄県緊急事態宣言により、2月に開催予定だった第9回セミナーは6月4日に延期されましたが、またもや緊急事態宣言が再発令される事態となりました。開催会場であった沖縄県立図書館大ホールも閉館となり、最後の手段として、完全オンライン聴講の形式で決行することとしました。スピーカーは那覇市内の会議室に集結し、感染防止措置を徹底のうえ、スライドとスピーカービューの2画面構成で配信されました。

今回の趣旨は、中小企業どおしの協業こそが、IoT/AI活用型のビジネス展開を十分可能にするという信念のもとに、ゲストスピーカーやコンソーシアム会員企業の実績を紹介することでした。

ゲストスピーカーの「沖縄のIT番長」常盤木 龍治さん。パラレルキャリアエバンジェリストの名の通り、IT/IoT/AIの多岐にわたる知識と経験をもとに、伊勢市のえびや食堂のAI活用事例を熱く、熱く、熱く語っていただきました。
沖縄への永住を決意表明し、「地方の中小企業よ胸よ晴れ!」とのテーマの通り、会社規模ではなく、テクノロジーの質とコミュニケーションの密度を重視して課題を乗り越える姿は全ての聴講者の胸に響いていたかと思います。

第二部はコンソーシアム会員企業の事業化への道筋を詳細にご披露いたしました。とても生々しいヒストリーも交えて。弊社代表の新田からは、マリン・ワーク・ジャパンとの水産IoTの共同事業化の事例を発表しました。2年の月日を経て、まさにこれから県内漁協へ横展開する時期とも重なりました。

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聴講参加者も40名枠を埋め尽くし、東北・関東・関西・石垣島からもアクセスいただいたことはコロナ禍の功名だったかもしれません。従前の現地参加型だけでは発信地域は沖縄本島に限定されていたことは間違いないのですから。
10月開催の設立4周年記念セミナーは、現地参加とオンラインのハイブリッド型で運営し、さらに質の高い情報発信をいたします。

本音を言えば...  オンライン参加もありがたいのですが、聴講者の反応は肌で感じたいという欲も捨てきれません。そして、そこからビジネスが創出されることこそ、コンソーシアムの最大の目的なのですから。

にった
Upside
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2021年04月27日

ライターさんによるインタビュー形式の会社説明 Vol.2【Upside 新田哲也】

Upsideも加盟している IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄の企業紹介企画の記事の後編です。


IoT活用で中小企業の未来を変える

Upside合同会社


「お客様目線」の徹底的な関係構築

前職で取り扱っていた無線機器を使った研究がきっかけで、私自身は2005年から水産関係のICT/IoT活用に携わってきました。そこからご縁がつながり、現在は石垣市の八重山漁協さんとパヤオナビ(浮漁礁漁法における漁場選択支援システム)の研究開発を行っています。

実は一般的には、ITと漁業のマッチングってたくさん失敗しているんです。

それまで、命をかけて経験と勘だけでやってきたベテラン漁師さんに、ICT/IoTの技術があったほうが便利でよくなりますと言っても、それは押し付けにしかなりませんし、漁師さんや漁協さんから具体的に「こうしてほしい」と言われることは基本的にはありません。

ですから、我々はまずこちらから現場の漁師さんたちのお仕事の運用を学ばせていただいて、「ここにIoTの技術を導入すると便利になりそうだ」という部分を探り、シンプルなシステムを考えます。

それを試験的に運用させていただいて、結果を共有し、ICT/IoTを利用して実現できる便利を体験してもらうことで少しずつ考え方のギャップを埋めていくようにしています。

時には年単位の時間がかかることもありますが、このプロセスは弊社がIoT導入をするうえで一貫している事です。

ICT/IoTは「あると便利」だけど「必須ではない」ものです。それがなくても人は生きていけるわけですから。だからこそ、丁寧な関係構築を大切にし、期待値以上のサービスと成果を目指さないといけないと思っています。


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地域を支えるIT企業でありたい

これまでも、IoTビジネスコンソーシアム沖縄の会員でもあるウェバートンさんとの協働で「みまもりーね」など、高齢化社会の中で地域社会の安心・安全にも役立つIoTシステムの開発支援をしてきましたが、弊社としては今後沖縄でも介護福祉の分野でお役に立てることがあるのではないかと思っています。「なくては困る」ではないけど、「あった方が便利」という部分にコミットしていきたいのです。


IoTビジネスコンソーシアムの魅力とは?

IoTビジネスコンソーシアム沖縄の加盟企業には受け身ではなく能動的に活動することが求められますが、共に汗をかき活動することで信頼感が生まれ、協働する礎が築けます。

また、各企業の得意分野が異なるので、複数企業の協業であるからこそ成り立つ事業モデルに取り組んでいけるという可能性にも溢れていると感じています。


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にった

Upside


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2021年04月24日

ライターさんによるインタビュー形式の会社説明 Vol.1 【Upside 新田哲也】


Upsideも加盟している IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄の企業紹介企画として、番組製作経験のあるライターさんが各社をインタビューして文章化しています。最初の矛先は弊社Upsideとなり、90分程度の雑談にもかかわらず、綺麗なシナリオとして息吹を与えていただきました。
2回の記事に分けて紹介します。 

IoT活用で中小企業の未来を変える

Upside合同会社


Upside合同会社は、中小企業に特化したIoT導入コンサルティングを主軸の業務とする会社だ。

創業者の新田哲也は、光ファイバーネットワーク分野や、外資系ネットワークベンダーなどの通信分野の業界でキャリアを重ねたスペシャリスト。

これまでの現場で培った数多くの経験や、Upside社独自の企業間ネットワークを生かし、顧客企業が必要とする導入効果をもたらす、バランス重視のIoT導入支援を行なっている。

水産関係のICT/IoT活用について10年以上関わってきた実績があり、現在も八重山漁業協同組合(石垣市)へのIoTシステム導入を共同開発中だという新田氏に、upside合同会社の信念や目標、IoTビジネスコンソーシアム沖縄について話を聞いた。


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【Policy】

私たちの仕事は、山岳ガイドと同じです。

山岳ガイドは、お客様がどの山に登りたいかを聞いて、必要な道具のアドバイスから山頂までのルート案内までしてくれますが、私たちの行うIoT導入コンサルティングも、コスト削減や利益拡大などお客様にとってのIoT導入目的をしっかり把握した上で、それを達成するための最適なプランやルート、それに必要なツールなどをご案内する仕事です。

Upsideの特徴としては、自社の製品や商材を持たないことが挙げられます。これは、我々のコンサルティングが「自社製品を売りたくて行う営業行為」ではなく、「お客様の事業利益に貢献する“成果”を提供する仕事」であるからです。

常にニュートラルに、多種の企業の製品・ソリューションを紹介しながら、より良い道筋をガイドするというのが私たちの仕事だと考えています。


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Vol.2へ つづく

にった
Upside

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2021年04月15日

大阪府DX推進パートナーズに登録されました

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Upside合同会社と大阪府は、中小企業のDX推進を支援するため、本日事業連携協定を締結しました。

弊社は、大阪府が中小企業支援施策において、データやデジタル技術に関する「お困りごと」を抱える府内中小企業に対し、「大阪府DX推進パートナーズ(コンサルティングパートナー)」としてD X 導入のコンサルティングを実施します。


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大阪府の報道発表はこちら。

http://www.pref.osaka.lg.jp/energy/dx/index.html


にった

Upside


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2021年02月21日

ブログサイトを開設して5年が経過

ミリ波やIoTサービスの情報発信の一手段として、2017年2月に当サイトを開設して、早5年が経過しました。
当初は5Gというキーワードは遠い将来に実現するサービスといった感覚でしたが、昨今は話題の中心に位置しており感慨深いものです。
また、IoTも実証試験が主流であり、実サービスはイノベータによる活用に限られていましたが、現在では中小企業への導入事例も格段に増加しました。これから多種のIoT/AIサービスが浸透していき、「業務はPCを使って当たり前」のように「IoT/AIはなくてはならない」ような時代が目の前まできているのかもしれません。
今後も変化に適用したコンテンツを掲載すべく執筆を重ねていきます。

これまでの記事で最も記事が多かったカテゴリがIoTでした。さまざまなセミナー開催・発表や導入事例をまとめたリーフレットに加えて、創設から運営に携わった「IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄」に関わる内容も掲載してきました。
IoTカテゴリの初期の記事はネットのIoT関連ニュースへのコメントや追加記事も手がけましたが、現在は、自分たちが汗をかいた内容や現場の雰囲気を伝えて、読者の共感を得られるようなコンテンツに舵を切っております。

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2019年4月27日記事の再掲
IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄のセミナー事例

ランキング2位は、Upside社が独自に開催していたIoTに関する単独セミナーの開催告知やYouTube動画配信との連携でした。単独開催は集客が難しく、予算も限られていたので、ほぼ失敗に終わりました。その後、団体主催セミナーや自治体からの要請をベースとしたセミナーに転換されていきました。それゆえ、直近2年間は関連記事がなく、今後も縮小していく見込みです。

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2020年7月9日記事の再掲
同愛記念病院へのN95適合マスクを贈呈

第3位は社会貢献活動で、コロナ禍での医療従事者への物資提供や身体障害者への車椅子の贈呈といった奉仕活動が中心でした。Upsideの企業理念でもある「社会に貢献し続けること」にもとづき、小さな取り組みであっても継続的に社会貢献をしていきたいとの想いです。「困っている人と分け与え合う」精神は企業というよりは個人としても大切にしていきたいものです。

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2019年4月27日記事の再掲
空とぶ車椅子プロジェクト2019 ハノイへ

にった
www.pside-llc.com





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2021年02月15日

IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄 リーフレット2021年版!

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コンソーシアムの趣旨は不変なので、昨年版からの変更点はとても少ないのですが、団体概要説明資料を改訂しました。コロナ禍で軒並み企画が延期となっている状況ながらも、メゲズに変化を捉え続ける意思の現れでもあります。

ビズコン パンフ裏202102.jpg

1年間の主なトピックスといえば、1)加盟企業が1社純増、2)コロナ感染第2波ながらも7月に会場&オンラインで第8回セミナー開催、3)未記載ですが総務省沖縄総合通信局主催 地域ICT/IoT実装推進セミナーin沖縄に全面的に協力して好況を博したこと。

にった
Upside


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2021年02月11日

2021年2月19日開催予定のセミナーが延期に... IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄主催

「中小企業におけるIoTを活用した事業化の実践」をテーマにしている第9回セミナー(主催:IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄、後援:総務省沖縄総合通信事務所)は、沖縄県発出の緊急事態宣言に配慮して、2020年6月4日(金)に延期することになりました。すでに来場定員の70%以上の参加希望をいただきながら、ご迷惑をおかけすることをお詫び申しあげます。
多くの団体・企業が同じような憂き目にあっているとは知りながらも、やはり無念です。
初夏にはワクチン接種率が高くなり、感染の心配が和らぐことを祈りつつ、気持ちを切り替えて前を向きます。

にった
www.upside-llc.com
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2021年01月23日

IoT活用の事業創出例 【フジテコム様】水道管の漏水検知を監視するIoTサービスが開始

水道管の漏水検知はマンホール下に設置されているために、定期的に検査員が現地を周回してデータ収集を実施してきました。検収員の確保やコストの面から、毎月1回か2回の頻度が通例であり、漏水発見までに数週間を要することも珍しくありませんでした。

検査データを自動化するニーズは高かったものの、マンホール下からの広域ネットワークへのアクセスはハードルが高い。さらに、電池駆動で長期運用するというさらなる難問が実現を阻んでおりました。


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出典 日本水道新聞


フジテコム社は両方の難問をクリアすべく、LTE-M IoT技術を取り入れ、水道管に設置された漏水センサーのデータ収集を自動化するシステムおよび監視サービスを構築しました。Upsideもシステム設計や実装を支援させていただき、事業化の一端を担っております。


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www.upside-llc.com 参照

既に国内の23事業体で実証試験を終えており、2021年度から本格的な監視サービスを提供します。


毎日最新データを自動取得するとともに漏水発見時には即日対応が可能となるほか、局舎や外出先でも職員が情報を確認することが可能となる。

導入効果として、利便性の向上・漏水検知の短期化・検査員や市町村業務の省力化を導くことが期待されています。

住民生活の安全・安心に寄与する社会貢献度の高いサービスでもあります。


にった

Upside LLC.





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2020年12月24日

2021年2月のセミナー開催予定 IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄

「中小企業におけるIoTを活用した事業化の実践」
COVID-19影響下ではありますが、IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄は感染終息後の市場変化を見込んで、情報発信を継続的に行います。
感染状況によっては、100%オンライン参加型となるかもしれませんが、開催準備は粛々とすすめております。

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これまで、通信技術の特集や沖縄県内検証事例等の紹介をしてきましたが、今回はIoTを活用して具体的な事業にまで昇華した事例をテーマとしています。また、当コンソーシアムの主目的である「事業提携」の実績にもスポットをあてて、どのようにコンソーシアムの企業同士が提携にまで発展したかを発信いたします。

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数多の社団法人・任意団体があるなかで、ビジネスマッチングをテーマに掲げながらも、成功例は宣伝文句ほどには多くありません。
IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄に参加する意義である「事業提携」や「自社への利益還元」を導いてこそ、団体存続の価値があるというもの。会員企業となるメリットをうまく伝えられればとの熱い想いも込めて、開催準備に臨みます。

にった
Upside

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2020年12月08日

IoT導入コンサルの事例 第三弾 「見守りサービスの事業化」

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IoT導入コンサルティングという言葉は、最近生まれた新語であり、長文で説明してもわかりにくい。会社概要リーフレットやホームページを一新しても、まだその悩みは解決しておりません。
一つの活路として、実際のクライアント様による事業化やその導入効果を事例としてまとめてきました。今回は三つ目の事例として、株式会社ウェバートン様による見守りサービスの新形態について整理しました。


これまでにも見守りサービスは各種提供されています。ホームセキュリティーや駆けつけサービス付きの手厚い(高価な)サービスや小学生向けの改札口通過連絡など、対象やサービスレベルによって様々です。
幅広い層への万能なサービスはなく、対象市場を絞っていかに競争力を得るかが事業化の一丁目一番地です。
ウェバートン社はこれまでもビーコンによる見守りやパートナー企業との取り組みの中で、独居で暮らす元気高齢者を見守るサービスの需要を捉え、その適正価格の調査も実施してきました。その活動を通して、離れて暮らす親を見守りたい(加入者)が1000円/月以下で、監視ではなく柔らかく家族とつながる手段を求めていることが判明しました。

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↓ みまもりーねの詳細はこちら

まだ、手付かずのニーズであり、潜在的市場でもあり。
この市場に見合うソリューションとして、安価な回線費用で電池利用が可能なSigfoxデバイス「Sens'it」に着目されました。弊社が1年前から介護福祉分野でSens'it をトライアルしていた実績もあり、技術的な支援と事業化プロセスを効率化する支援を実施させていただきました。
現在は産経新聞社様とウェバートン様の協業サービスを展開しており、事業化をさらに拡張すべく弊社も支援を継続させていただいております。
新規開拓への貪欲な姿勢とチャレンジ精神に富んだクライアント様とともに次の目標へ向かう歩みは未来を変えるマイルストーンであり、弊社にとってもサービスの成果を実感できる瞬間でもあります。
責任は重圧でもあり、常に本気度が問われますが、「期待値以上の成果」を生み出せるように質の高いサービス提供に努めます。

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にった
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2020年10月30日

ウェバートン社と共同出展!

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当初はJapan IT Week 2020春@東京ビッグサイトに出展予定でしたが、コロナ禍のために中止となり、今回の2020年10月開催@幕張で仕切り直しとなりました。クライアント企業様との共同出展は初の試みですが、出展の最大のテーマは、今夏に産経新聞社とサービスを開始した「みまもりーね(見守り支援IoTサービス)」の促進です。


見守る対象者を独居高齢者に絞り込み、IoTデバイスの活用により離れて暮らす親をご家族が緩やかに見守るというコンセプトを打ち出しています。導入時はSigfox環境センサーを宅内に置いておくだけであり、屋内の「温度」「湿度」「照度」が遠隔で把握することができます。電源も宅内インターネットも不要なので、簡易に始めることもできて、初期費用が無料と導入障壁を極力無くした思い切ったサービスです。

これまでも「離れて暮らす大切な家族が元気に暮らしていることを確認したい」というニーズはありながらも、高額な初期コストやランニングコスト(標準的に毎月3000円前後)が足かせとなり、ちょうど良いサービスが不在の市場でした。

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今回の肝は、「センサーの電池駆動」と「照度による潜在的な情報が把握できること」です。実は、特定の部屋の照度を把握できると生活リズムがよく見えるのです。

本件のUpsideの役割は、介護・福祉の現場経験から家族間の見守りニーズを掘り起こし、監視でもなく強制でもない「ゆるやかな見守り」を実現するための対象市場の選定と技術的要件整理を支援しました。
また、事業化をすすめるにあたり、クライアント企業の内製部分・パートナー企業への外注・弊社による開発といった分散型の開発を機軸としました。弊社開発は、Sigfox対応センサーのSDKを元にしたファームウェア開発やデータベース構築・運用開発ツールの実装となります。

手前ミソながら、1)開発コストの低減、2)事業化プロセスの効率化、3)新規事業の創出、4)異業種との連携に寄与することができたかなと振り返っております。これからの運用や改善も継続しながら、さらなる導入効果を発見していきたいとの想いです。

展示ブースでは、Upsideが検証している八重山漁協におけるスマート漁業に関しても展示させていただきました。対象市場は異なりながらも、「ウェバートン連合がIoTサービスを展開していく姿勢を示すことが目的です」というのは少々無理があるでしょうか...

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Upside

にった




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2020年10月07日

ホームページのリニューアルとともにコンテンツを刷新

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創業当初は海外企業のJapan Entryや無線技術・電波法令支援が主な事業でしたが、時代の流れとともに中核事業も変化してきました。現在はIoTを活用したサービスの導入コンサルティングや事業化に重点をシフトしていることもあり、このたびホームページを総入れ替えしました。コンテンツもテイストも全く継承しておりません。

トップページの旗印は、事業のGoalであり、行動目標のシンボルを示しております。事業開発のGoalは高い山を狙うのであれば、それだけスキルや準備や投資が必要となります。逆に、経験不足な分野であれば低い山から征服して、徐々に高みを目指すべき。それゆえ、Goal設定はコンサルティングの一丁目一番地との思いを込めて、デザインして頂きました。

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次の視点は、コンサルティングって何してくれるの? どんなメリットがあるの? といった疑問は絶えません。はっきりと明文化して、(上記の全てではないですが)何が得られるのかを適宜共有しながらサービスを提供するように心がけています。可能な限り、「対価に相応したサービス」ではなく、「期待値以上のサービス」であることを念頭に...

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IoT導入コンサルティングというサービスは決してポピュラーな表現ではなく、何がキーポイントかはわかりにくい... という疑問を払拭し、さらに、サービスの過程で顧客が何を享受しているのかを伝えるために、弊社では「ネタづくり」「モノづくり」「価値づくり」という表現を利用しています。詳細は込み入っているので、直接面談で紹介しております。

IoTサービス構築には多岐にわたるソフトウェア開発も欠かせないので、内製で実装しているうちに、外部企業への開発業務を提供するようになりました。特に、コンサルティングの過程では、部分的な開発実装の依頼も増えてきたので、あえて、事業の一つとして周知するようにしました。受入れキャパシティは大きくないのですが、IoTサービスの構築時に特化した強みを生かせるように(規模よりも)質を高めていきます。

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サービス展開の趣旨を断片的にご紹介させて頂きましたが、新規事業開発はどの企業にとっても真剣勝負の極みであり、集中力も持続力も必要な取り組みです。その姿勢に相応な受け皿として、そして、質の高いサービスを提供して、「顧客の期待値以上の成果」を継続していきます。

にった
Upside 



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2020年09月02日

UpsideによるIoT導入支援の事例紹介

会社概要のリニューアルに伴い、これまでのIoT活用の事例をCase Studyとして、それぞれ独立したリーフレットを製作いただきました。白地を基調とし、スッキリしたレイアウトにデザインして頂きました。
 
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水産業やライフラインといったかけ離れた分野への適用ですが、核となる要件定義のプロセスやシステム全体設計の基本概念は共通項も多分にあります。IoT導入コンサルティングはプロジェクト進行プロセス(ネタづくり・モノづくり・価値づくり)に利用価値が高いサービスなので、応用が効くのです...

Upside にった

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2020年08月16日

【Final Sale 期間延長】2021年2月までの限定期間、Siklu EH-600TXを特別価格で提供します

Vバンドのミリ波(60GHz帯)を利用する屋外無線機 Siklu EtherHaul-600TXシリーズの製品構成を期間限定で特別価格で販売いたします。

ギガビット通信を免許不要で利用できるEtherHaul-600TX(以下、EH-600TX)はPoint to Pointの無線機ですが、500m以下であれば大雨時でも1Gbpsでの通信を可能とします。基本的にはハードウエアを一対単位とする購入が中心となります。

製品詳細は下記URLを参照ください。 


EH-600_Front_transparent_bg_with_logo.png

屋外無線機の場合はポールや壁面に固定が必要となるので、マウントキットが必要となることがほとんどです。

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また、電源はAC/DC/PoEにて供給されます。
ただし、弊社の推奨はAC100V給電によるPoEアダプタ(無線機ごとに1個必要)を利用できます(無線機までケーブリングはLANケーブルだけとなるので、工事も運用もシンプル)。

EH-600TX       2台
マウントキット 2台
PoEアダプタ     2台

2021年2月28日まで上記構成を1セットあたり 40万円(税抜き)でご提供します。

お問い合わせは下記URLからご連絡ください。
尚、数に限りがございますので、先着順にて対応させていただきますが、売り切れの場合はご了承のほどお願いします。

問い合わせ先 URL

にった
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2020年07月24日

万全の感染対策とともに第8回セミナーを開催しました。

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 IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄の定期セミナーもコロナ禍の影響で余儀なく順延してきました。各種催事の自粛も解除され、感染対策を実施しながらのプロスポーツ感染も解禁となる社会情勢を鑑みて、当コンソーシアム主催(総務省沖縄総合通信事務所 後援)の第8回セミナーを7月16日に沖縄産業支援センター 大ホールで開催しました。三密を避けるために会場収容人員の3割程度まで席を減らしての会場参加型の聴講と、オンライン参加型の聴講によるハイブリッド手法を試行しました。

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 感染対策については万全を期すべく、入館時の検温と手消毒に加えて、ホールへの入室受付時にも手消毒とマスク着用を来場者にお願いいたしました。さらに、発表は30分で区切り、都度換気を実施し、感染予防に努めました。

 テーマは「社会の課題を解決するための取組事例」と題して、IoTやAIの技術活用だけではなく、それがどのように社会に役立っているのかを問う発表内容を意図しました。もちろん、コロナ禍におけるワークスタイルの変化や自治体職員の業務軽減をもたらす内容も盛り込まれており、タイムリーな話題も満載とする配慮の忘れず...
 今回は事例の産業を絞るのではなく、地域社会活性化・高齢化社会・インフラの安全安心・教育・環境問題といった多岐にわたる社会的な課題への取組み方に焦点を絞りました。

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 水インフラの課題解決に取り組んでいるフジテコム社では、これまで検査員の周回により入手している地中の漏水センサー情報をLTE-M通信でIoT化し、逐次状況把握することに取り組んでいます。導入効果としては検査員の省力化と漏水状況の早期発見が見込まれ、住民生活の安全・安心に寄与するとのこと。会社としても、検査役務請負から漏水状況の管理サービスや早期警報通達のサービス化に事業モデルを転換することを狙っています。
 この事業開発はUpside社も価値づくりや技術開発支援を実施しており、コンサルティング事例としても情報発信することができた次第です。

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 ゆるやかな繋がりで高齢社会の課題解決をすすめているウェバートン社からは、生活環境情報のIoT化により家族の安全を毎日見守るという視点でサービスを運営しています。高齢者の安否確認については様々な手法が試行されていますが、万能な手法はなく、対象を家族に絞って最適な手法に深化させていく手法が特徴的でした。
実は本件もUpsideが技術支援をしており、長期的な運営を協業いたします。

 今回は弊社からの発表はありませんでしたが、マーケティング・技術支援をしている両企業のサービス化が情報配信されたことは、IoT導入コンサルティングの重要なマイルストーンとなりました。

 最後に、オンライン配信について。
 オンライン化に取り組む当初目的は、席数減への対処として参加者をより多く募ることの一点のみでした。しかしながら、実際には沖縄県内企業・団体のみならず、県外(東北・関東・九州)の自治体や企業にも参加いただくこととなり、地理的な制限を乗り越えるきっかけになったとの実感があります。現在は沖縄市場の協業を推進するコンソーシアムですが、いつか県外市場にも拡大する際には有効な手段になると期待しています。

にった
Upside

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2020年07月09日

医療機関支援活動 2020

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ニュースや記事で報道されているように、COVID19により医療現場が多忙極まりない環境に加えて、感染防止の物資に不足する状況が続いています。医療に携わる立場ではなくとも、必要とされる物資や食事を少しでも届けたいとの思いで東京中央新ロータリークラブが4月に都内病院へ物資を支援するプロジェクトを発足しました。活動は近隣のロータリークラブや有志も巻き込む形となり、これまで弁当配送・フェイスシールドの提供等をすすめてきました。

今回は有志で集めた寄付をもとに3M製N95適合マスク400枚を両国の同愛記念病院にお届けし、医師や看護師の方々に現状をうかがうこともできました。(院長先生が不在だったため、小児アレルギーセンター長の増田先生がに対応いただきました。)

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N95適合マスクは入手が困難なため、現状でも使い捨てマスクと重ねて利用して、繰り返し利用しているとのこと。まさに命懸けで患者と向き合う現場でした。お話を聞かせていただいている間は終始にこやかで、その笑顔を記念に残したく、3分だけマスクを外しての写真撮影にも快諾頂きました。

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ちなみに、子供が感染したとしても重症化することはほとんどなく、親に感染することも皆無だそうです。
我々の活動は微力で小規模ですが、東京中央ロータリークラブも加わり、役に立つ後方支援を継続させていただきます。

にった
Upside




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2020年06月01日

コロナ禍を乗り切れ! 第8回セミナー開催が決定

 IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄の定期セミナーもコロナ禍の影響で余儀なく順延してきました。
緊急事態宣言が全国的に解除され、感染対策を考慮しながらの小規模集会も許容される方向となりました。
 当コンソーシアム主催の第8回セミナー(総務省沖縄総合通信事務所 後援)@7月16日も従来の会場参加型(30名目安)とオンライン参加型(30名目安)のハイブリッド手法を試行することにしました。

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 テーマは社会の課題を解決するための取組事例と題して、IoTやAIの技術活用だけではなく、それがどのように社会に役立っているのかを問う発表内容となります。もちろん、コロナ禍におけるワークスタイルの変化や自治体職員の業務軽減をもたらす内容も盛り込まれており、タイムリーな話題も満載です。
 今回は事例の産業を絞るのではなく、地域社会活性化・高齢化社会・インフラの安全安心・教育・環境問題といった多岐にわたる社会的な課題への取組み方に焦点を絞りました。みなさまのご来場を心よりお待ち申しあげます。

詳細内容や申込みは下記のURLを参照ください。


にった
Upside LLC.
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2020年05月27日

新型コロナウイルス感染拡大防止策の一部緩和 【Upside合同会社】

【東京都の緊急事態措置解除への対応】


弊社(Upside合同会社)は東京都の緊急事態措置解除を受け、5月27日以降の自粛の一部緩和を決定しました。引き続き効率的にテレワークを活用しますが、これまで新型コロナウイルス感染拡大防止のために講じていた対策は、下記の通り緩和いたします。


- 当社および関連団体主催(共催)セミナーはフィジカルディスタンスの対策やオンライン参加を併用して実施します。
- お客さまとの対面会議の実施を可能としますが、可能な限り遠隔会議システムを活用します。
- 海外出張については、引き続き見合わせます。


お客さま、関係者の皆さまにはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。



新田哲也


Upside

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2020年04月09日

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響は避けられず...

【東京都の緊急事態措置への対応】

Upside合同会社は東京都の緊急事態措置を受け、令和2年4月8日から本社および那覇営業所において、在宅勤務への移行を決定しました(来訪者の受け入れ自粛およびお客さまへの訪問自粛を含みます)。事業継続のため、出社が必要な業務に限り、感染防止対策を十分講じた上で、最小限の人員が出社し対応いたします。当該対応は措置が解除されるまで継続します。
なお、当該期間中も代表電話は転送機能により継続利用が可能です。

これまで新型コロナウイルス感染拡大防止のために講じている以下の対策は、今後も継続いたします。
- 当社および関連団体主催(共催)セミナーや展示会の中止
- お客さまとの対面会議等の原則見合わせ
(遠隔会議システムの活用)
- 国内・海外出張の原則見合わせ

お客さま、関係者の皆さまにはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

Upside 合同会社
代表社員 新田哲也
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2020年03月24日

八重山漁協におけるIoT活用の紹介資料? 実はIoT導入支援サービスの紹介でもあります。

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令和元年度に本格稼働したスマート水産の活用事例をリーフレットにまとめました。会社概要も兼ねたので、詳細内容まで深堀りしていませんが、導入効果の深化ステップは表現されております。ご興味のある方はお問い合わせください。丁寧に対応させていただきます。

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実はこちらが表面です。IoT導入のコンサルティングといってもつかみどころがないので、白文字の技術(全体設計)や事業化の要件とりまとめを支援するサービスであることを表現してみました。それでも、文字だけでは伝えにくいのですが・・・
表現を変えると「IoTを活用しようとチャレンジしたけど、上手くいかない」という方にはピッタリのコンサルティングを提供します。

にった
Upside
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2020年02月09日

【期間限定割引】Siklu製 ギガビット無線機を数量限定で提供します

Vバンドのミリ波(60GHz帯)を利用する屋外無線機 Siklu EtherHaul-600TXシリーズの製品構成を期間限定で特別価格で販売いたします。

ギガビット通信を免許不要で利用できるEtherHaul-600TX(以下、EH-600TX)はPoint to Pointの無線機ですが、500m以下であれば大雨時でも1Gbpsでの通信を可能とします。基本的にはハードウエアを一対単位とする購入が中心となります。

製品詳細は下記URLを参照ください。 


EH-600_Front_transparent_bg_with_logo.png

屋外無線機の場合はポールや壁面に固定が必要となるので、マウントキットが必要となることがほとんどです。

EH-MK-600T.PNG

また、電源はAC/DC/PoEにて供給されます。
ただし、弊社の推奨はAC100V給電によるPoEアダプタ(無線機ごとに1個必要)を利用できます(無線機までケーブリングはLANケーブルだけとなるので、工事も運用もシンプル)。もっとも、AESの暗号化ソフトやL2スイッチ機能等のソフトウエアアップグレード費用は用途ごとにさまざまなので、下記構成には含まれていません。

EH-600TX       2台
マウントキット 2台
PoEアダプタ     2台

2021年2月28日まで上記構成を1セットあたり 40万円(税抜き)でご提供します。

お問い合わせは下記URLからご連絡ください。
尚、数に限りがございますので、先着順にて対応させていただきますが、売り切れの場合はご了承のほどお願いします。

問い合わせ先 URL

にった
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2020年02月02日

コンソーシアムのリーフレットが完成!

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IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄は3年目の活動を振り返る意味も込めて、活動趣旨(表面)や実績紹介(裏面)のリーフレットを作成しました。

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まだ加盟企業は5社ですが、志の高い新規加入を求めつつ、紹介資料を毎年更新するごとにロゴが増えるよう邁進します。

にった
Upside

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2020年02月01日

講演後記 地域IoT実装推進セミナー in 沖縄

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コンソーシアムを発足して三年目となり、セミナー開催も定例化してきましたが、今回は総務省沖縄総合通信事務所主催のセミナーで「八重山漁協におけるスマート漁業」を講演させていただきました。

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年次のイベントとのことで、セミナー会場も100人規模であり、満席に近い集客でした。さすが行政主催の威光ですね。

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セミナーの目的は地域社会でIoT実装を推進することであり、地域IoTの中でも農水産へのIoT実装について、取り組みや事例紹介を行い、さらに、グループごとに交流会を行うといった趣旨でした。弊コンソーシアムからは八重山漁協の水産IoTの取り組みを発表し、生産性の向上やIoTを活用するプロセスや運用協議の重要性を訴求しました。

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20分枠に3つの事例を詰め込んだために個々の説明は概略にとどまりましたが、お伝えしたかった以下の三点はなんとか表現できたのかなと。
1)関係者の各々の導入目的を共有して活動すること
2)導入効果はコスト削減だけでなく、収益拡大や事業継承といった複合的なプランを持つこと
3)当初から高すぎる目標を設定せずに、ツールやデータといった共通言語を囲みながら必要な要件や活動を積み上げること

上記はUpsideとしてもコンサルティング時に常に心がけていること。講演後に賛同者から声がけを頂いたのは大きな収穫でもありました。

IoTビジネス推進コンソーシアムの次回のセミナーにおいても、多くの企業に共感いただけるコンテンツを配信し、会員企業間のビジネスを促進していかねば!

新田
Upside



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2019年12月25日

Season's Greetings !

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 Merry Christmas and Happy New Year !

FY2020 Coming

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2019年11月16日

設立2周年記念講演 in 那覇

IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄が発足して、三年目を迎えるにあたり、10月23日に人工知能をテーマとした設立2周年記念講演を開催しました。
講演内容の詳細はこちらを参照ください ↓
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一年に3回から4回のペースでセミナーを開催してきましたが、2年目から来場者も増加し、40名を超えることが常態化しつつあります。発表の内容は沖縄県内のIoT事例やLPWA等の新しい技術やサービスを現場目線で伝えることが多く、パネルディスカッションではテーマの深層部分を引き出す試みもはじめました。

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そして、セミナー内容や活動をいかにビジネスに活かすか?
この最大のテーマを形にすべく、いくつかの協業案件や実証活動が生まれていることが一番の成果と感じています。

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会員企業はまだ5社ですが、各社の発信力と信頼関係をもとに、これから多くのそして質の高い事業を構築していく基盤が整いつつあります。公共の機関に属さず、稼働も資金も企業負担での活動ですが、自由度と機動力を生かして活動の和を拡げていきます。
賛同者をお待ちしております!

にった



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2019年07月07日

【満員御礼】第6回セミナー IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄

梅雨明けしたはずの那覇はあいにく連日の雨でしたが、第6回セミナー「県内企業のIoT最新事例第二弾」を沖縄タイムスビル会議室で無事開催することができました。前回同様に満席の聴講者をお迎えして、4時間の長丁場にも関わらず、闊達な意見交換の場となりました。

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今回は一次産業におけるIoT導入の取り組みについて、三社から県内事例の発表を中心とし、さらに発表者の方々をパネラーに迎えての公開ディスカッション形式としました。各社が適用する技術は、「ドローンとGISの活用」・「位置情報と操業情報のデジタル化」・「環境情報や画像処理」と異なりながらも、「一次産業の現場といかにコミュニケーションを取って真課題を見出すか」という導入部分は共通課題でもありました。

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また、事業化(利益をだす)へのステップアップは各社の悩みどころでもあり、手探りながら将来ビジネスの道筋を大いに議論する場でもありました。ただ、各社の苦労は先駆者としての宿命でもあり、他社と差別化したサービスを見つけ出す産みの苦しみとも見えました。(これを避けて成功する企業はないでしょうし...)

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同じ悩みを抱えながらも、議論を重ねてビジネスに結びつけていこうとする姿は、まさにIoTビジネス推進コンソーシアム沖縄が求めていた姿でもあります。きっと、近い将来にコンソーシアムで共感した企業間で有益なビジネスが成り立つと手応えを感じつつあります。

次回(10月)は人口知能の活用をテーマとしたセミナーを開催予定です。関係者にとって魅力ある、そして、事業化に役立つ機会とすべく、理事会メンバーで知恵を絞りながら一味違うイベントを企画します。


にった
Upside






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2019年05月08日

IoT導入支援とは?

Upsideの事業内容として、IoT導入支援サービスを謳ってますが、何をするのかわからないという方が大勢だと思うので、事業内容を紹介する記事を書いてみました。

IoT・人工知能・ビッグデータと新しいキーワードが中小企業の我々にとって、「自分の会社にどう関係するのかがあまりわからない」、「どのように取り込んだら売上が伸びるのか」という感覚が大勢ではないでしょうか?
メディアに取り上げられている最新技術の導入は大型投資が可能な大企業や先進的なベンチャー企業が大半ですが、視点を変えれば中小企業に当てはまるケースも多々あります。
ただし、IoTの導入には様々な“ハードル”が存在します。例えば、IoTシステム全般を把握する専門的な技術者がいない、IoTへの投資対効果がわからず予算が取りにくい、経営者の判断に至らないといった事が挙げられるでしょう。
また、IoTシステムの開発に必要なハードウェアやソフトウェア、それにインターネットなどのトータルなスキルやノウハウを持った技術者が非常に少ない状態です。そのような現状が、IoTの導入を困難にしています。

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最初のヒアリングで「課題をまとめる」もしくは「解決方法を探る」という意見もありますが、ヒアリングで真課題が見つかることは極めて希です。弊社ではヒアリングは相手にインスピレーションを与えるものであり、新しく何かに取り組むための動機づけをするものと考えてます。(実はヒアリングとは、我々が現場の利用シーンや運用を学ぶ場でもあるのです。)
それゆえ、弊社のサービスでは、お客様の「IoTをちょっと試してみたい」といった要望を無償で体験していただきます。現状のビジネスや業務にどのように役立つのかを感覚的に、そして、論理的に理解いただきながら、問題視していることや期待値を探ります。
納得いただきながら、段階的にIoTを導入してデータ化および可視化してくと、「何をどのようにしたいか」というニーズや「どのようにしたらより良くなるか」が顕在化します。そのステップを経て初めて真課題が見つかることが多いのです。経験則ではありますが...

実はこのハードルを越えるか越えないかがPoC貧乏と決別できるかの境目なのです。

ここから先は多くのIoT企業が提起しているサービスと類似しています。
IoTを検討している多くの企業が取り組む実証実験(PoC)に必要なセンサーやIoTゲートウェイ、モバイル回線、IoTプラットフォームを、スモールケースながらもワンパッケージで提供し、既存のシステムに一部の機能を追加するサービスも可能です。(本格運用に向けて、「実際の環境下でデータを収集・分析したい」、「機器やソフトのカスタマイズをお願いしたい」といった部分的なご要望にも対応しております。)

そして、スモールケースながらも作業性を確認し、データが可視化されることの効果を体感します。その後、事象を測るための最適なセンサーの選定から、センサーの信号の通信網の最適化や演算をするゲートウェイを選定を支援します。ゲートウェイで最適化させたデータを最適なWAN回線で送受信できるように全体設計を実施したうえで、現場に合わせた機器のカスタマイズやソフトウェア改訂を重ねて、実運用へつなげます。

私たちのゴールは、お客様の「期待値以上に成果がでた!」にあります。


にった
Upside LLC.
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2019年04月27日

満員御礼 第5回セミナー IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄


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沖縄県内の中小企業のビジネスを活性化するための取り組みの一環として、1年前にセミナーを開催して以来、初めての満員御礼でのセミナー開催となりました。今回は沖縄タイムズへの取材掲載や沖縄総合通信事務所のホームページ告知と追い風要素が多分にありましたが、地道な活動が実を結んできていることを実感する機会でもありました。

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前半の講演テーマは技術的ではありましたが、低消費電力(電池駆動)への取り組みや近未来に主軸となる通信技術の詳細に踏み込んだ内容でした。

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後半のパネルディスカッションでは弊社新田によるモデレートにより、事業化への課題や苦労話・事業展開のノウハウ・利益を出すための内部事情といった話題に切り込み、先行企業の知見に触れることができました。前回セミナーから取り入れたパネラー主体の構成は他団体のセミナーと差別化を図るチャレンジですが、勘どころが分かりつつあり、聴講者への魅力となるようにさらなる展開が期待されるところです。

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そして、当団体の主目的である「会員企業間のビジネス創出や事業拡大」が実現する日を心待ちにしています。

次回は7月開催ですが、県内のIoT事例の報告が中心となる予定です。さらに、9月には人口知能を中心としたテーマにより規模拡大を狙えるように、理事会で鋭意計画中です。


にった
Upside LLC.


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空飛ぶ車いすプロジェクト2019 ハノイへ

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今年はハノイ障害者協会へ車いすを寄贈。
東京中央ロータリークラブの国際奉仕活動の一環である空飛ぶ車いすプロジェクトに弊社の新田も参加した。

今回持参した車いすは2017-2018年度に空飛ぶ車いすプロジェクトで会員自ら修理したものであり、羽田空港からハノイ国際空港へ預け荷物として輸送され、現地ハノイ障害者協会へと運んだ。


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ハノイ障害者協会への表敬訪問では、Van会長をはじめ、副会長や事務局の方々との面談において、それぞれの活動趣旨を理解するとともに、翌日の車いすの贈呈式次第について詳細を協議した。贈呈対象となる障害者の方々は身体障害や知的障害により日常生活で車いすが必須であり、個人で購入することが叶わず、都度借用を強いられていることを知った。

40年前に終結したベトナム戦争は現在でも市民生活に爪痕を残していることを実感した。


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ベトナムでは毎年418日が障がい者の日であり、その前後の日程でイベントが各地で開催される。ハノイ障害者協会は412日に屋外会場で障害者による楽奏・歌謡・演舞などのイベントVietnam National Day of Disabilityを催し、障害者とその家族だけでなく支援者も集まり、300名を超える盛況であった。当プロジェクトの車いす贈呈式もその一幕として組み込まれ、多くの来場者に見守られる形で実施された。今回は、実際に車いすを使用する方々10名に壇上で直接贈呈することができ、本人の笑顔と感謝の言葉に触れることができたことは万感の思いであった。


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本年度の活動は、戦争の傷跡が残る地での体験が「平和への感謝」と「さらなる支援の必要性」を実感しました。そして、日常とは異なる環境で得た経験と視点から、日々の恵まれた生活を見つめ直す機会にもなりました。
 贈呈先を新規で調査することから始まり、吉澤副委員長をはじめとする国際奉仕委員の精力的な活動により「支援を必要とする人に喜んでもらえる奉仕」ができたことを深く感謝いたします。
 最後に、今回の活動では東京三鷹RCによる中古車いすの入手活動にはじまり、修理作業の際に東京蒲田RC・東京三鷹RC・中央大学RAC・大森学園高校IACとの修理作業を経て、現地ハノイ障害者協会の協力とともにプロジェクトを完結いたしました。多くの関係者の方々に改めて感謝の意を表します。


にった

Upside LLC.

https://www.upside-llc.com



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2019年04月06日

MVNO事業を開始 UpsideのIoTサービス

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IoTサービス導入支援のコンサルティングを継続していると、住民や企業・協会向けのサービス運営まで請け負うことになりつつあります。その際、LTEや衛星回線の通信費用を見えない化して、毎月の利用料としてサービスメニューを提供すると、電気通信事業者としての役割が発生します。

この度、サービス提供の幅を広げるために、関東総合通信局へ電気通信事業者届出書を提出し、平成31年3月6日に受理されました。ホームページではMVNO事業としての情報発信を積極的に行いませんが、IoT運用サービスの下支えとして、そして、電気通信事業者としての重責を踏まえてこれからの企業活動に臨みます。


にった
Upside

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2019年03月07日

マリンITワークショップ 石垣 2019 発表内容

マリンITワークショップ石垣の発表内容はこちら

13:00-13:10 開会の挨拶   和田雅昭(公立はこだて未来大学)

13:10-14:10
 セッション1 座長 和田雅昭(公立はこだて未来大学)

「新潟上越における浜と加工場を繋ぐICTイメージ」
 藤原邦浩(日本海区水産研究所)

「宮崎県における海況情報提供システムについて」
 渡慶次力(宮崎県水産試験場)

「スマートフォンを活用した小型船舶の衝突防止:スマートフォンの情報によるCPA解析」
 齊藤詠子(海上技術安全研究所)

IoTによる持続可能な漁業のための操業支援システムの開発と展望」
 ○黒川大智(公立はこだて未来大学)

「水揚量データと海洋環境データを用いたスルメイカの水揚量予測」
 高博昭(公立はこだて未来大学)

「漁獲量心理尺度と機械学習による漁獲量予測モデルの最適化への利用」
 小川哲司(早稲田大学)

「機械学習におけるクラウドソーシングの活用」
 中野鐵兵(早稲田大学)

(膨大なデータ クラウドの容量・運用費用)

14:25-15:25
 セッション2 座長 サフィル・ラマドナ(東京農業大学)

Progress and update of SATREPS project implementation in North Bali
 MUZAKI AHMADBBRBLPP, Indonesia
 ムザキ・アフマド(海洋水産省)

The use of ICT in Banyuwangi capture fisheries
 ANGGAWANGSA REGI FIJICFR, Indonesia
 アンガワンサ・レギ・フィジ(海洋水産省)

Environmental sensors monitoring to support mariculture in Lampung and Lombok, Indonesia
 NUGROHO HADHICFR, Indonesia
 ヌグロホ・ハディ(海洋水産省)

「インドネシアの養殖業におけるEducation & Trainingに向けた取り組み」
 千葉裕之(ニューメディア開発協会)

「インドネシアにおける養殖業のICTVol.3:導入アプローチの改善」
 新田哲也(Upside

「機械学習を用いたGrouperの魚病・斃死の要因特定と予測モデルの開発」
 井上航次郎(公立はこだて未来大学)

「三重県における水産業の特徴とITによる支援」
 江崎修央(鳥羽商船高等専門学校)

15:40-16:40
 セッション3 座長 和西昭仁(山口県水産研究センター)

「海洋情報収集ロボットの開発」
 伊藤喜代志(環境シミュレーション研究所)

「仙台市周辺での水中ドローン運用」
 鈴木宏輔(アンデックス)

「水中タイムラプスカメラの活用について(仮)」
 仲村亮(マリン・ワーク・ジャパン)

「地形・地質を考慮した効果的な沿岸漁業振興の可能性」
 内田康人(地質研究所)

「海苔養殖と牡蠣養殖の現場で、IoTAI企業は何が出来るか」
 土谷信雄(日立産業制御ソリューションズ)

「石垣島におけるパヤオ漁・はえなわ漁へのICT支援」
 藤原淳(Upside

「五島・マグロ養殖基地化を実現するIoTシステム実証」
 福嶋正義(KDDI

16:40-16:50 開会の挨拶  仲山一人(石垣市役所)


にった
Upside
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マリンITワークショップ 石垣 2019

今年の冬開催は沖縄県石垣市にて開催し、参加者50名以上と盛況なイベントとなりました。
学術系・IT企業・行政職員に加えて、北海道や石垣島の漁師も参加し、ICT/IoTやAI活用といった技術目線だけでなく、水産業の現場の課題解決も含めた幅広い視点で情報交換が実施されました。

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弊社からは、「インドネシアにおける養殖業のICT化 第三弾」と「石垣島におけるパヤオ漁・はえ縄漁へのICT支援」を発表しました。石垣島でのマリンITへの取り組みを現地開催で報告できることは大きな喜びでした(とはいえ、2週間前にデータ取得が開始というギリギリの活動でしたが...)。関係する漁師や市役所職員も参加していただき、その情報発信として機能することを期待しています。

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ワークショップの開催にあたり、現地水産業の視察ツアーも行いました。八重山漁協の協力で水揚げ現場や競りを見学し、はえ縄漁船やその漁具を勉強させていただき、漁協や漁師の方々の多大なる協力に感謝の念が絶えません。また、ヤイトハタ養殖場の見学の際にはインドネシアの水産省研究員が同種(現地ではグルーパー)の養殖に関わっていることもあり、積極的な意見交換が行われました。(弊社のインドネシアにおける養殖ICTの対象魚種でもあります)

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次回の函館開催(2019年8月)は二十周年記念でもあり、より活況なイベントなることを祈念しています。

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八重山諸島を背景にバンナ公園にて記念撮影

新田
Upside




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2019年03月06日

石垣市役所 職員様向け IoT活用の勉強会

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石垣市の八重山漁協向けIoTアプリの開発をしているご縁で、Upsideが自治体向けに導入もしくは開発中のIoTサービスを紹介する機会をいただきました。

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水産業のICT/IoT化の権威である和田教授と併記いただくのは分不相応でしたが、マリンITワークショップ石垣を翌日に開催するための渡航も契機となり、一時間強の勉強会で発表させていただきました。


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IoTとの接点を増やす機会とするために、役場の多部門の方が参加されるとの事前情報をいただいていたので、防災や福祉そして水産関連の取り組みを薄く広くお話しさせていただきました。実サービスには至ってないものの、トライアル中の取り組みや開発中の取り組みを中心としました。そして、重要なのはそのシステム構成ではなく、関わる関係者(行政・住民・企業・漁協)のそれぞれのメリットは何なのか、そして利用を促進するためにはどうのようなスタンスが必要なのかを軸にしてみました。また、これまでの失敗例としては、行政視点中心(もしくは補助金ありき)の取り組みで住民目線に欠けていたり、継続的な運用主体が抜けていたりといったことにも触れ、反面教師的な紹介も試みました。

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20名以上の参加者に聴講いただき、勉強会として一助の功となれば嬉しいのですが、その結果を知るのは数年後となりますでしょうか...

にった
Upside


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2019年01月27日

【期間限定 特別価格でご提供】ギガビット無線機 Siklu EH-600TX

Vバンドのミリ波(60GHz帯)を利用する屋外無線機 Siklu EtherHaul-600TXシリーズの製品構成を期間限定で特別価格で販売いたします。

ギガビット通信を免許不要で利用できるEtherHaul-600TX(以下、EH-600TX)はPoint to Pointの無線機ですが、500m以下であれば1Gbpsでの通信を可能とします。基本的にはハードウエアを一対単位とする購入が中心となります。

製品詳細は下記URLを参照ください。 


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屋外無線機の場合はポールや壁面に固定が必要となるので、マウントキットが必要となることがほとんどです。

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また、電源はAC/DC/PoEにて供給されます。
ただし、弊社の推奨はAC100V給電によるPoEアダプタ(無線機ごとに1個必要)を利用できます(無線機までケーブリングはLANケーブルだけとなるので、工事も運用もシンプル)。もっとも、AESの暗号化ソフトやL2スイッチ機能等のソフトウエアアップグレード費用は用途ごとにさまざまなので、下記構成には含まれていません。

EH-600TX       2台
マウントキット 2台
PoEアダプタ     2台

2019年3月29日まで上記構成を1セットあたり 40万円(税抜き)でご提供します。

お問い合わせは下記URLからご連絡ください。
尚、数に限りがございますので、先着順にて対応させていただきますが、売り切れの場合はご了承のほどお願いします。

問い合わせ先 URL

にった
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2019年01月23日

第4回セミナーの開催案内 IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄

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IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄が主催する第4回IoTセミナーを2月8日に開催します。前回の開催テーマは「沖縄県内の中小企業によるIoTの取り組み」について、各企業がこの一年間で取り組んできた事例の報告会でした。参加企業からの闊達な質問が飛び交い、もっと議論の時間が欲しいとの後悔が残るくらいの閉会でもありました。

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      第3回セミナーの開催風景

そこで、今回は単なる発表型だけではなく、オーディエンス参加型パネルディスカッションも企画しており、会場内の全てを巻き込むべくチャレンジを行います。僭越ながら、弊社の新田がモデレータを務めさせて頂きます。各企業のIoT事業のきっかけやマネタイズへの課題、そして推進するうえでの社内の課題等を赤裸々に議論します。

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みなさまのご来場を心よりお待ち申しあげます。

にった



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2018年11月17日

セミナー開催報告 IoTビジネス推進コンソーシアム沖縄

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IoT導入によるデータ活用!
沖縄県内の中小企業による取り組みがスタート

第三回目となるIoTセミナーは、沖縄県内でのIoTへの取り組みを会員企業や友の会企業からの発表を募りました。これまでの開催は県外から有識者を招いての勉強会の趣きが強かったのですが、今回は県内企業の取り組みとして3社からの発表により好評を博しました。報道やテレビの事例ほど派手ではないですが、県内企業が一段づつ階段を登っていく様を聴講者と共有し、議論を重ねる機会は大変有意義な時間でした。

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弊社からは藤原が「これまでのIoTシステム構築で経験した苦労やノウハウ」を発表し、さらに石垣島の漁業向けIoTの取り組みについてデモを実演しました。

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今回のセミナーでは質問が数多く飛び交い、参加者からの熱気を感じるほどでした。真剣に取り組み始めている、もしくは取り組みたい企業や個人の姿勢が強く現れた結果でしょうか。
発表を聞くだけではなく、自分の環境や考え方を闊達に意見交換できる環境こそコンソーシアムとして求める姿です。そして、各社の事業に貢献できてこそ、参加企業にとって魅力ある団体になるはず。
今回のセミナーではその息吹を十分に感じました。


次回の開催は2月を予定していますが、より深い議論ができるように時間配分や発表スタイルを留意して企画します。
多くの皆さまの参加をお待ちいたします。

にった
Upside

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2018年10月01日

【アシスタント募集】Upside永田町本社

ブログの趣旨に合ってないのですが...
Upsideではコンサルタントのアシスタント(事務職)を募集しています。


アシスタント業務なので、業務内容の魅力というよりもワークライフバランスを取りやすい勤務体系をアピールしています。
というより、他に差別化といってもムズカシイ。

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「平日 10:00から16:00の勤務や週2〜4日くらいの勤務をしたい」
「事務職やアシスタント職に徹したい」
「駅近で綺麗な小規模オフィスで働きたい」 

上記のようなワークスタイルに興味のある方は下記のメールアドレスまで連絡ください。

info@upside-llc.com

Upside
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2018年08月08日

【発表内容】マリンITワークショップ2018 Hakodate 

2018年8月2日に開催されたマリンITワークショップ2018 HAKODATEの発表内容の一覧です。(敬称略)
ワークショップの会場は北海道函館市内のGスクエアでした。

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10:30-10:40 開会の挨拶

 和田雅昭(公立はこだて未来大学)


10:40-12:10 セッション1 座長 榎本洸一郎(滋賀県立大学)


「半教師あり学習を用いた海底環境可視化システムの開発」

 ○北川純(新潟大学大学院)


「機械学習による北海道のスルメイカ漁獲量の予測」

 ○藤原怜(公立はこだて未来大学)


「機械学習を用いたGrouperの魚病・斃死の要因特定と予測モデルの開発」

 井上航次郎(公立はこだて未来大学)


「状態空間モデルを用いた定置網漁のための日単位漁獲量予測」

 小川哲司(早稲田大学)


「ディープラーニングによる他船検出」

 小林充(海上技術安全研究所)


「画像処理技術の船舶への応用と今後のAI活用について」

 地主匡宏(日立産業制御ソリューションズ)


12:10-13:00 ランチタイム


13:00-14:30 セッション2 座長 和西昭仁(山口県立水産試験場)


IoTシステムをプロトタイピングするための技術」

 藤原淳(Upside


「インドネシアにおける養殖業のICT化 Vol.2 〜作業情報の可視化と課題〜」

 新田哲也(Upside


「現場から3つの課題 〜そして1年〜」

 千葉周(宮城県漁業士会南部支部)

 鈴木宏輔(アンデックス)


「桂島 千葉さんの発表から一年。あの話は今」

 土谷信雄(日立産業制御ソリューションズ)


ICTブイの活用事例のご紹介」

 山本圭一(NTTドコモ)


「海洋センサー開発について」

 林将寛(アイエンター)


14:30-14:50 コーヒータイム


14:50-16:20 セッション3 座長 和田雅昭(公立はこだて未来大学)


「ほっけ刺し網漁における漁獲状況可視化のためのアプリケーション開発」

 ○黒川大智(公立はこだて未来大学)


「海中3次元計測による養殖ホタテガイの成育管理システムの検討」

 ○長谷川正樹(新潟大学大学院)


Visualization for data understanding英語

 ピトヨ・ハルトノ(中京大学)


ICT Application Initiative in Sardine Fishery Bali Strait - Indonesia英語

 モハマド・ナシール(インドネシア海洋水産省)


「タコ樽流し漁の漁獲タイミングの自動抽出に向けた取り組み」

 高博昭(公立はこだて未来大学)


「土木分野における漁業ICTの活用に向けた取り組み」

 岡辺拓巳(豊橋技術科学大学)


16:20-16:30 閉会の挨拶

 三嶋順(アンデックス)



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